中性脂肪と食生活

中性脂肪が増えるとどうなるのか

中性脂肪の問題点とは一体

食事から摂った余計なカロリー、余ったエネルギーは中性脂肪として身体にどんどん蓄積されていくのですが、では中性脂肪が増えると一体どのようなことが起きるのでしょうか。

正常な状態の血液はサラサラしていて血管内をスムーズに流れています。しかし、中性脂肪が血液中に多く含まれるようになると血液の粘度が高まり、いわばドロドロとした状態になってしまいます。いわゆる動脈硬化と呼ばれる状態になっていくのです。

動脈硬化になると、血管自体の柔軟性が失われ、脆く破れやすくなってしまいます。これが脳卒中などの深刻な病気の原因となり、命に関わる危険にまで発展してしまうのです。

さらに、中性脂肪は、肝臓にたまったコレステロールを血管に運ぶ悪玉コレステロールを増やし、コレステロールを肝臓に運んでくれる善玉コレステロールを減らしてしまうため、さらに血液が流れにくくしてしまうのです。

ここで、中性脂肪の過剰による動脈硬化によって引き起こされる病気をまとめてみました。

・狭心症
動脈硬化によって血液が流れにくくなり、心臓の筋肉に酸素が行き届かなくなることで締め付けられるような胸の痛みが現れる病気です。

・脳梗塞、心筋梗塞
中性脂肪の蓄積によって血がドロドロになり、血流を阻害されたことにより心臓や脳に深刻なダメージを与え脳梗塞・心筋梗塞のリスクが一気に高まります。

・糖尿病と脂肪肝
中性脂肪が増加すると糖尿病や脂肪肝のリスクも高まってきます。糖尿病により、肝臓から脂肪が生成され続け、そのまま肝臓に脂肪が蓄積されると脂肪肝となります。そして、この脂肪肝の進行形が肝硬変であり、肝硬変が悪化すると肝臓がんを発症してしまうことになるのです。

検査結果表では中性脂肪は、「TG」等の記号で表示されています。この項目を適正範囲に収めるように注意することが、中高年の健康管理の重要なポイントなのです。参考までに中性脂肪の数値に黄色信号が点灯し始める年代は、男性は三十代、女性は五十代から急増するといわれています。該当する年代にさしかかったら生活習慣を振り返ってみることが大切です。自覚症状が出てからでは遅いのです。